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久高島キッズアートプロジェクト2018始動!
沖縄県南城市にある小さな離島、久高島。
本島から高速船に乗ると15分ほどで到着する久高島には、現在島民約170名が住んでいます。
久高島は琉球文明の発祥の地と言われ、現在でも古い沖縄の貴重な文化が色濃くのこっている島でもあります。
しかし、現代の日本の深刻な問題でもある地方の過疎化はここ久高島でも進み、やがて限界集落になる危機に面しています。過疎化による若者の減少により島社会の維持が難しくなっているばかりでなく、「イザイホー」など沖縄の他の土地にはない久高島独自の文化も残念ながら失われてしまいました。
そのようななか、現在島の幼小中学校の生徒数は34名で、学校には美術の教員がいないことも多く、島の子どもたちにとって「美術の時間」が非常にすくなくなっているというのが現状です。
現代の学校教育では、「美術の時間」が大幅に削られています。私たちはこのことに大きな危機感を抱いています。
幼少期にたくさんの美術に触れることは、将来を担う優れた人材育成のなかで非常に重要な、ものつくりの根幹となる「発想力・造形力」を身につけると考えます。
発想力や造形力は子どもの成長の過程で直面する様々な状況の手助けにもなることでしょう。発想力や造形力に富んだ子どもは将来力強く自分の道を進み、問題解決をしながら自立した人間へと成長していくのだと考えています。
久高島キッズアートプロジェクトは、年に数回の開催を予定し、毎回美術の世界で活躍するアーティストを講師として招き、ワークショップを通して子どもたちと一緒にものつくりを行い、アーティストや島民との交流も深めていきます。
またこのようなワークショップの開催をきっかけに、1人でも多くの方が久高島へ来島し、奥深い久高島独自の文化にふれていただけたらと思います。
久高島キッズアートプロジェクト実行員会一同
STAFF
代表:内間映子 Eiko Uchima
久高島キッズアートプロジェクト代表
武蔵野美術大学日本画学科卒業
個展、グループ展などで作品を発表。
現在は、久高島に自生する植物を使い染色を行っている。
沖縄県・久高島在住
STAFF
内田亜里 Ali Uchida
写真家
株式会社FOVEA代表取締役
2011年東京造形大学デザイン一類写真コース卒業
2006年文化庁新進芸術家国内研修員(東京芸術大学写真センター)
2012年平成24年度ポーラ美術振興財団在外研修員として渡印
2016年公益財団法人テルモ生命科学学術財団助成
神奈川県在住
STAFF
松原美那子 Minako Matsubara
ピリカアートスクール代表
武蔵野美術大学日本画学科卒業
卒業後、Gallery Pirka(東京)をオープン
現代アートの展覧会やアート関連のワークショップを多数開催
その後、社会とアートを繋ぐ活動の一環として、
2010年よりデッサン講座の運営をスタート。
現在、国内外に延8000名にのぼる受講生がいる。
沖縄県在住